港区に住むならこの街!おすすめの街ランキングベスト5
2018/12/09
目次
港区について
六本木や東京タワーといった、東京を象徴する繁華街やシンボルを持つ港区。
かと思えば、青山や麻布といった、オシャレなバーやレストランが点在する洗練されたエリアもあるなど、様々な表情を持っている。
以前は「働く街」「遊ぶための街」というイメージが強かった港区は、芸能人や政治家くらいしか住む人がいなかったエリアだった。
しかし、近年は普通の人たちもこぞって港区に転入し始めている。
そこで、今回の記事では港区の住環境と住みやすい街を紹介しよう。
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港区の特徴
実は人口がけっこう多い!
江戸時代のころは、麻布や赤坂周辺は広大な武家屋敷と町人町が存在する街で、文京区と同様の混在した街であった。
特に麻布は江戸時代初期までは農村や寺社の門前町で、下町扱いだったのだ。
しかし、江戸の人口増加・拡大につれ都市化し代官支配から町方支配にうつり、明治・大正時代以降には現在のような歓楽街となった。
昭和から1990年代くらいは、歓楽街・ビジネス街として栄えてきたが、あくまで「働く街」「遊ぶ街」として栄えてきたにすぎなかった。
そのため、かつては高すぎる住宅価格もあり、芸能人やマスコミ業界人、政治家くらいしか住んでいなかった。
しかし2000年ごろから、流れが変わった。
芝やお台場などの湾岸エリアを中心にマンションの供給量が増え、港区も新婚世帯に抽選で家賃補助を出すなど、区をあげて転入を増やす努力をした結果、人口が順調に増加。
1995年には14万人ほどだった人口は2015年には24万人まで増加しており、住む街としての人気・認知度も高まってきており、今もなお人口は増加中だ。
治安は基本的に良い方
昼間人口は100万人、夜間人口は24万人ほどと、昼間は4倍ほどまで人口が膨れる。
特に六本木周辺は治安が悪いイメージが強いが、実は港区は都内の中でも特に大使館が多いエリアであり、警官のパトロールも頻繁なので、住宅地は治安が良い。
治安が悪いのは、六本木交差点付近の路地裏や、クラブがあるエリア、三田の居酒屋エリアなど限られた地域だけ。
大半の港区の住宅地は平和でとても安全に住むことができる。
なんでこんなに家賃相場が高いの?
都心3区に数えられる港区は、家賃がべらぼうに高いイメージがある。
確かに一人暮らし向けの間取りの平均家賃は12万円ほどと、23区の中では、というより日本で一番高い。
しかし、家賃相場の重要指標でもある港区の地価は300万円であり、渋谷区よりも実は低い。
(それでも日本でベスト4に入るが)
もちろん、世田谷区や練馬区などの他の住宅地と比較すれば高いのだが、単純計算で千代田区や中央区より4割ほどの地価が安い。
つまり、地価以上の付加価値により、物件価格・家賃が引き上げられていると考えられる。
それは六本木ヒルズをはじめとするタワーマンションや高級な内装・外観による付加価値により、物件や港区のイメージの価値を高めたことによるものだ。
もともとの土地の価値だけでなく、ブランド戦略によって今の地位を築いたのが港区の住宅事情といえるだろう。
港区で住むのにオススメのエリア
六本木
六本木ヒルズやテレ朝、クラブなどがあるため、ビジネス街、遊ぶための街というイメージが強い六本木。
しかし、実は住める場所も豊富で、例えば西麻布エリアなどは、喧騒とはかけ離れた静かな環境だし治安も良い。
普段の買い物はマルシェ・ロッポンギやドン・キホーテで済ますことができるため生活利便性も優れているし、六本木ヒルズや東京ミッドタウンでも買い物が可能だ。
物件としては、シングル向けからファミリー向けまで様々。
相応に家賃相場は高いが、仕事や遊びで忙しいシングルにとっては、郊外に住むよりもコスパがいいかもしれない。
六本木の家賃相場
- 1R:13.71万円
- 1K:13.03万円
- 1DK:15.17万円
- 1LDK:25.53万円
- 2LDK:53.03万円
- 3LDK:74.05万円
参考:homes
六本木の住みやすさの記事はこちら
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三田・田町
NECや慶應大学の最寄りエリアである三田・田町だが、住むなら東京タワーに近い芝2丁目や3丁目がオススメ。
芝2丁目や3丁目は、繁華街に近いわりには物件数も多く、治安も良い。
家賃相場も芝エリアの方が安めなので、その点でもオススメできる。
ただ、普段使いできるスーパーがマルエツプチや「まいばすけっと」くらいしかないので、シングル向きといえるだろう。
三田・田町の家賃相場
- 1R:11.49万円
- 1K:10.24万円
- 1DK:13.00万円
- 1LDK:19.56万円
- 2LDK:27.58万円
- 3LDK:34.40万円
参考:homes
三田・田町の住みやすさの記事はこちら
広尾
有栖川宮記念公園にほど近い広尾は、ファミリー層には理想的な街だ。
名門お嬢様学校の聖心女子大があるし、インターナショナルスクールも多いため教育環境はバツグン。
治安もとても良いので安心して住むことができる。
六本木の隣エリアの割には、家賃もほんの少し安いのもGood Pointだが、買い物できるお店が広尾プラザやナショナル麻布くらいしかないので、買物は六本木や恵比寿を使うことが多くなるだろう。
広尾の家賃相場
- 1R:12.23万円
- 1K:11.73万円
- 1DK:14.56万円
- 1LDK21.48万円
- 2LDK:27.81万円
- 3LDK:59.07万円
参考:homes
広尾の住みやすさの記事はこちら
麻布十番・赤羽橋
麻布十番は、港区では屈指の下町的な街である。
麻布十番商店街は、もつ焼きの名店「あべちゃん」をはじめ、質の高いレストラン・バーが密集しているので食べ歩きがとても楽しい。
夏の時期の麻布十番祭りは、観光客もつめかけてとても盛り上がるし、参加すればより麻布十番への愛着がわくことだろう。
東麻布や狸穴町などは物件数も多く、相対的に家賃相場も安めだ。
ただ、東京タワーが見える物件は付加価値がついて家賃が高めになってしまうので、覚えておくといいだろう。
麻布十番の家賃相場
- 1R:12.49万円
- 1K:12.07万円
- 1DK:12.87万円
- 1LDK:21.74万円
- 2LDK:54.18万円
- 3LDK:87.87万円
参考:homes
麻布十番の住みやすさの記事はこちら
白金高輪
南北線と都営三田線が通っている白金高輪は、六本木一丁目までは3分、永田町までも7分でアクセスできるので、職住近接がやりやすい。
「シロガネーゼ」という言葉もできるくらい、高級住宅地のイメージがある白金だが、意外と昔ながらの庶民的な住宅も豊富。
駅ビル以外は高層ビルも少ないため、空が広く感じられるのも高ポイント。
買い物も、駅ビルにクイーンズがあるし、ピーコック、ホームマートもあるので、意外と食料品の調達は便利だ。
100円ショップもあるし、治安も良いので喧騒から離れながらも港区の格と便利さを享受できるだろう。
白金高輪の家賃相場
- 1R:10.99万円
- 1K:11.09万円
- 1DK:14.17万円
- 1LDK:18.89万円
- 2LDK:25.87万円
- 3LDK:37.34万円
参考:homes
まとめ
セレブが住む街というイメージがある港区。
六本木ヒルズをはじめ、庶民は手も足も出ない高級物件もある一方で、意外と手ごろな物件も東麻布や狸穴町、白金には隠れているので探し甲斐がある。
もし、職場が都心エリアにあって、仕事も遊びも全力で遊びたい、と考えているなら、ぜひ一度は住むことを検討してみてはいかがだろうか。
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