都営大江戸線で住みやすくておすすめな街ランキングベスト5
2020/02/16
目次
大江戸線について
大江戸線は都営の地下鉄の1つであり、北は住宅地として有名な練馬区の光が丘から、新宿、六本木、飯田橋など都心を通る路線です。
一見すると環状線のように見えますが、実は環状運転は行われていないため、目的地によっては一本でいこうとすると遠回りになることがあるので要注意。
前述のとおり、都心エリアから住宅地まで様々なところを通過する性格を持つため、通勤通学の足としてはとても便利で、住みたい沿線としては地味に人気がある路線でもあります。(本当に”地味に”ではありますが…)
そこで、今回の記事では都営大江戸線の特徴と、大江戸線沿線で住みやすい街ベスト5を紹介しましょう。
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大江戸線の特徴
①地下の深いところを通っている区間が多い
大江戸線は、開業が1998年と都心の電車としては比較的新しい路線で、そのため他の路線では見られないような特徴を持っています。
その特徴の一つが、地価のとても深いところを通っていることでしょう。
特に最も深い六本木駅や飯田橋駅では地下40mの深さにホームがあり、ホームから改札まで徒歩で5分以上かかることがあります。
とはいえ、全区間が地中深くに掘られているわけではありません。
月島や清澄白河周辺などの江東区・墨田区など東側のエリアは比較的地上から浅いところにホームがあり、普通の地下鉄と同じかやや浅いところにホームがあります。
このため厳密には「大江戸=地下深い」というのは誤ったイメージです。
なお、地下深くにホームがあることはデメリットだけではありません。
天災の影響を受けにくいため、安定した運行をキープできますし、他路線と接続していないため、遅延・運休が少ないなど生活の足としては安定していて、とても使いやすい路線の一つといえるでしょう。
②電車が小さく圧迫感を感じる
JRや他の私鉄の電車と比較するとよくわかるのですが、大江戸線は電車の車体がとても小さく、シートの間をすれ違うことすらしんどいことが多いです。
このため、他の電車になれている人の場合は圧迫感を感じやすいかもしれません。
とはいえ、他の電車と比較すると混雑する区間は練馬→新宿間や、森下→築地間などの一部区間くらいなので、通勤地獄でクタクタになる、ということはないでしょう。
③練馬区以外は家賃が高い高級住宅地が多い
大江戸線沿線は、新宿や六本木、築地などの都心部をメインに通っており、住宅地といえるのは練馬区や中野区の限られたエリアだけです。
そのため、住むならどこも家賃相場は相応に高く、またファミリー向けの街も少ないです。
ただ、そのため、沿線の住民の民度は高く、電車内の雰囲気は落ち着いていて、人的なトラブルも起こりにくいですし、治安の良い街も多いです。
このため、大江戸線沿線は、高い家賃を払うだけの快適さ・住みやすさは担保されている路線といえるでしょう。
大江戸線で住むのにオススメの街
①東中野
中央線も通っていて交通便利な東中野ですが、最近は再開発で下町からキレイで便利な街に生まれ変わりました。
基本的には周辺はベッドタウンがメインですが、駅周辺にはアトレヴィやスーパーなども充実していて、日用品の買い物もとても便利。
新宿までも5分ほどでアクセスできるなど、足回りもとても便利な街です。
家賃相場も、新宿至近エリアでありながらも割とリーズナブル。
特にカップル・ファミリー層にはオススメできる街の一つといえるでしょう。
東中野の家賃相場
- 1R:7.61万円
- 1K:8.13万円
- 1DK:10.12万円
- 1LDK:14.70万円
- 2LDK:20.30万円
- 3LDK:19.87万円
参考:homes
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東中野の住みやすさの記事はこちら
②練馬
大江戸線沿線では有数の住宅地である練馬区エリアですが、特に練馬駅周辺はとても住みやすくて便利なのでオススメです。
新宿までは17分と短時間でアクセスできるのが魅力的ですが、練馬から新宿の間くらいが最も電車が混雑する区間なので、意外と通勤ではしんどい思いをすることがあるかもしれません。
練馬区は都内でも屈指の住宅地として有名で、ファミリー層・カップルにはとても住みやすい環境です。
駅周辺にはスーパーなど生活に必要なお店がたくさんありますし、治安も悪くないので安心して住むことができるでしょう。
大江戸線以外には、西武池袋線も通っているため池袋にも行きやすいなど、交通利便性も優れていて、欠点が少なくて住みやすい街の一つといえるでしょう。
練馬の家賃相場
- 1R:6.63万円
- 1K:7.24万円
- 1DK:8.66万円
- 1LDK:11.89万円
- 2LDK:13.49万円
- 3LDK:13.78万円
参考:homes
練馬の住みやすさの記事はこちら
③両国
相撲の両国国技館や、江戸東京博物館などの観光スポットで有名な両国ですが、実は住宅地としては落ち着いていてとても住みやすい環境です。
特に、駅の東口エリアの亀沢や石原などは落ち着いた住宅エリアで、安心して住むことができます。
買い物事情としては、生鮮マルシェや、サミットなどもありますし、食べ物屋さんは、やはりちゃんこ鍋につけ麺、蕎麦、ウナギ屋など和食の名店が密集。
遊びに行くときは、隣駅の錦糸町や秋葉原など10分前後でアクセスできるなど、住むにも遊ぶにも優れている街の一つといえるでしょう。
家賃相場は、そこそこ高いですが、特に大江戸線側のエリアは治安も良く静かに過ごせるはずです。
(総武線側は居酒屋などが多く、パチンコ店もあるため雰囲気は微妙)
両国の家賃相場
- 1R:8.88万円
- 1K:8.89万円
- 1DK:10.66万円
- 1LDK:14.47万円
- 2LDK:15.60万円
- 3LDK:17.46万円
参考:homes
両国の住みやすさの記事はこちら
④牛込神楽坂
神楽坂に近い牛込神楽坂周辺は、名前の通り坂が多い街です。
坂道の路地裏に、隠れた名店があるなど食べ歩き・飲み歩きが好きな人には理想的な街といえます。
ただ、都心の新宿区であり、人気エリアでもあるため家賃相場は高め。
また、神楽坂と名がつくとおり、周辺は坂道が多いのも難点。
雰囲気的にも住民層的にも、シングル層にとっては住みやすい街の一つといえるでしょう。
牛込神楽坂の家賃相場
- 1R:9.43万円
- 1K:9.66万円
- 1DK:10.26万円
- 1LDK:17.28万円
- 2LDK:23.58万円
- 3LDK:32.37万円
参考:homes
神楽坂の住みやすさの記事はこちら
⑤蔵前
近年、町工場のリノベーションなどでオシャレな街として認知されつつ蔵前。
周辺には、昔ながらの町工場もあれば町工場を改装したカフェやクラフトショップなど、オシャレで感性を刺激するようなお店がとても多いです。
そのため、女性やフリーランサーには意外と理想的な環境の街の一つといえます。
家賃相場は少し高いものの、スカイツリーと隅田川の美しい景観を日常的に楽しめる物件も多いですし、掘り出し物物件や、新築でキレイなマンションも多いなど、様々なニーズに対応できる懐の深い街です。
難点は、大きなスーパーが一つしかないことや、夜の人通りが少なくて寂しく感じることでしょうか。
蔵前の家賃相場
- 1R:8.96万円
- 1K:9.88万円
- 1DK:11.13万円
- 1LDK:15.48万円
- 2LDK:18.23万円
- 3LDK:21.88万円
参考:homes
蔵前の住みやすさの記事はこちら
まとめ
比較的新しい路線であり、なかなか「住みたい沿線」というイメージを持ちにくい大江戸線。
しかし、調べてみると住みやすい高級住宅地が多いし、生活の足としても安定していてとても使いやすい路線です。
ぜひ、食わず嫌いをせずに大江戸線沿線を引っ越し先の候補に加えてみてはいかがでしょう?
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